いつものように俺のクラスは騒がしいと思う


「なぁなぁ!これ面白くね?」

「マジウケるよねー!最高じゃん!!」


何が面白いんだか…

俺こと霜月 朔夜(シモツキサクヨ)はそんなクラスの奴等を嘲笑うと窓の外を見る

つか、子供だまし……良く毎日似たような話して飽きないよな

何て思ってる俺は本当に冷めてると思う


勿論、クラスからも孤立気味だ

まぁ、それも彼奴等が居ない時だけの話だけど…



てか、何で俺説明口調なわけ??


「朔夜!!」


……やっと来たか
何だかんだ俺は奴が来るのを楽しみにしている
俺は外から目を外すと廊下側の方を向いた


ガバッ!


「ぐわぉ!?」


勢い良く抱き着いてきた奴に思わず俺は反対側に転げそうになった
が、辛うじて体制を保った

「おはよー!朔夜!!今日も早いねぇ!?」

奴はそのまま抱き着いた体制で上目遣いで言ってきた

顔近い上に五月蝿い…

「…ああ、とりあえず退いてくれ」

「ぇえー嫌だよ!!」

そう駄々を捏ねて離そうとしない奴を俺は無理矢理剥がすと溜め息を付いた
奴はブーブー文句を言いながら近くの席に座った