「……」


口元にかかるレンの温かい手のぬくもり。


夢じゃないーーー・・・



「落ち着いて…」


私は首を縦に振った。
レンはゆっくりと私の唇から手を離す。



「…メールでは俺のキモチ伝わらないと思ったから…力を使って月実ちゃんのトコに来た…長居は出来ないけど…俺のキモチ聞いてくれる?」





「力って何?」