次の朝 朝練で学校の周りを 優と一緒に走っていた。 そのとき 遅刻ギリギリでも 急ごうともせず 友達と楽しそうに歩きながら 学校に向かう あの子をみた。 「やっぱ 可愛い。」 つい、声にでてしまった。 「ん?誰が可愛いの?」 優がニヤニヤしながら 聞いてきた。 「いや、なんでもねえよ」 「嘘ばっかwさっきから あの二人のこと ガン見してるじゃん?」 優にバレた。 「ただ、 あの子可愛いなあ て。」 「あぁ。 尾崎湖亜ちゃん?」 ん? 「お前、なんで知ってるんだよ!」