「まだかよー、お菓子ー!
 燈南ー! 早くしろぉー!!」

「うるさいから、1回黙ろっか、善。」

「・・・すみません、静かにします。」

1日に何回あるんだろう、このやり取り。

「ねぇ燈南ちゃん。
 お菓子手伝おうか?」

「ありがとう。
 でも、いいよ。」

微笑みながらそうゆう燈南ちゃんはすごく綺麗。

だから、いっぱい告白されてる。

でも、今までずっと断ってきてる。

学校1かっこいいって言われてる先輩にも告られてたけど、それも断っていた。

『ごめんなさい。
好きな人がいます。』

って言って・・・。

聞いても、答えてくれないから、諦めたよ。

でも、いつか、燈南ちゃんと恋バナできたらいいな♪

「お菓子できたよ。
 今日は、プリンとクッキーだよ。」

「うまそっ!!
 いただきまーす!!」

「詩織も食べな。」

「燈南ちゃんは?」

「あたし、ちょっと出かけてくるよ。
 2人で待っててね!!
 詩織!!」

なんであたし?!

・・・って思ったら、善くんと2人きりじゃん!!///