幼馴染と大家さんと転校生


その日、天気は大荒れになった。

「ねぇ、お母さん。
 空、暗いけど、帰らなくて大丈夫なの?」

「あー・・・大丈夫でしょ。」

・・・この時間に戻れたらって、何度も思った。

でも、時間は戻らない。

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海がだいぶ荒れてきた。

そろそろ、マズいんじゃないかな・・・?

「お母さんっ!
 そろそろ帰ろうよ!!」

「大丈夫だよ。
 あんた達は浮き輪付けてるんだから。」

「でもっ!
 お母さんたちはっ・・・「大丈夫!
 元水泳部なんだから、溺れないって。」

お母さんには、何を言っても無駄だった。

大丈夫の一点張り。
 
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・・・雨まで降ってきた。

・・・雷まで鳴ってる。

ようやくお母さんたちはマズいと判断したみたい。

「すみません、船、島まで帰してください。」

お母さんは、船長さんに頼んでみた。

でも・・・

「・・・これじゃあ、帰れませんよ。
 ・・・嵐が止むのを待ってからじゃナイと港に帰るのは無理だと思いますよ。」

・・・"時すでに遅し"

その時・・・

―――――ザッパーン!!!!!!!