―――――ガチャンっ。

「・・・おい、詩織。」

善に呼ばれてきたのか、和弥さんまで入ってきた。

「カズさんも入ってこないで!!
 みんな出てけよっ!!」

「・・・聞こえねぇなぁ。」

「早くも老化現象?
 あははっ・・・」

―――――パシっ・・・!

「っ! 和弥さん!!」

和弥さんが、詩織を叩いた。

「・・・いったぁ。
 何すんだよ・・・。」

「・・・詩織、お前は馬鹿か?
 ・・・燈南だって悩んでたんだよ。
 ・・・善に告白されたことを、お前に伝えるべきか否や。」

「・・・ぇ?」

「・・・詩織、お前は何年燈南や善と一緒にいるんだ?」

「・・・っ!!」

「・・・それをよく考えるんだな・・・。
 ・・・燈南、善、飯食うぞ。」

「・・・あ、の、和弥さん。」

「・・・あ?」

「あたし、腰が抜けて・・・。」

「・・・はぁ、しゃあねぇ。
 ・・・暴れんなよ。」

「・・・え?」