「・・・マジで?!」
「うん、マジで!」
あたし、ちゃんと笑えてるのかな・・・?
無理して笑ってるの、善くんにバレてないかな・・・?
「・・・詩織、お前無理して笑って「で! 善くんの好きな人って誰?」
やっぱり、善くんにはお見通しか・・・。
でも、善くんに心配はかけらんナイから。
バレたらダメだから・・・。
善くんへの、この想いは・・・。
「詩織・・・。」
「ねぇ! 誰なの?」
「・・・っおしえねーよ!///」
「善くん、顔赤いよぉ~!笑」
「っ/// うっせぇ!!
っ俺、寝てくるっ!!」
「うん。 おやすみ!笑」
―――――ガチャンっ。
善くん、部屋行っちゃった・・・。
「・・・はぁ・・・。」
この家は、、3人が結婚して、子どもができても暮らせるようにと大きい家だ。
もしも、・・・もしも善くんがその人と結婚することになったら?
あたしは、どうすればいいんだろう。

