高校生刑事!?

あたしは、樹の温かさに安心して、ゆっくりと目を閉じた。
あたしの、お腹に周っている樹の腕を握りながら……

2人でいるときだけは、捜査の事を忘れられる。
あたしにとって、すごく幸せな時間。

「なぁ、稜。俺さ…も(樹~、稜ちゃん、ご飯よ~)」

「はーい。残念でした、樹さん!」

「お袋の野郎…」

ほんと、樹ママはいつもタイミングがいい。ビックリするくらいに。

いつも、樹はガッカリしてる。
ちょっと、可哀想だから…

「ねぇ、樹」

「…ん??」

チュッ

「えっ/////!?」

「機嫌は直りましたか、樹くん??」

「…うん///」

アハハ、なんか樹が可愛い★
まぁ、機嫌が直ったなら、いっか!!

「先に行ってるよ」

「…あぁ」