そう。
みんなの知らない樹を見られるのは、あたしの特権。物心ついた時から、いつも隣に樹がいた。楽しい事があったときも、辛い事があったときも。
いつの間にか、幼馴染みとしての"好き"じゃなくて…
一人の男子として"好き"になってた。
そんなことを思い出しながら、あたしは抱きしめ返した。
みんなの知らない樹を見られるのは、あたしの特権。物心ついた時から、いつも隣に樹がいた。楽しい事があったときも、辛い事があったときも。
いつの間にか、幼馴染みとしての"好き"じゃなくて…
一人の男子として"好き"になってた。
そんなことを思い出しながら、あたしは抱きしめ返した。
