高校生刑事!?

そう。
みんなの知らない樹を見られるのは、あたしの特権。物心ついた時から、いつも隣に樹がいた。楽しい事があったときも、辛い事があったときも。

いつの間にか、幼馴染みとしての"好き"じゃなくて…

一人の男子として"好き"になってた。

そんなことを思い出しながら、あたしは抱きしめ返した。