「お、おかえり!」 慌ててそう言うと、 「…………あぁ」 紫樹は低い声で短い返事を しただけだった。 ……って、ん? ちょっと待って??? 紫樹がいるってことは…… 「ごっ……ご飯!」 ………やばい。 まだ作ってない!! 「紫樹、ごめん!今からご飯作る から先にお風呂入ってくれる?」 慌ててそう言うと、 紫樹からかえってきた言葉は… 「夕飯なら俺が作った」 ………だった。