「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……」 しばらくするとようやく俺は、 愛理から体を離せた。 「紫樹…なんでこんなこと…」 なんでかって? んなこと、 俺にだってわかんねぇよ…。 気づけば体が動いてたんだよ。 「……………悪い」 気づいたらとは言え、 無理矢理とか、 俺ってまじ最悪野郎だ。 「……………俺、部屋に行く」 「う、うん…」 ―――結局その日は、 部屋にとじこもってひたすら、 一人反省会をした―…。