政略結婚、しました。9



「嫌だったら腹に思いっきりいれ
ていいから」

「ちょ、なにすん…ッッ………」

…………俺、何やってんだろ。


そう思うことは思うんだけど、
やめられそうになかった。


「紫樹…ッッ……ぁ…そこ…ダメ
ッッ……ぁ…」

首筋に舌を這わせると、
愛理は甘い声を出した。



…………やべぇ…
すんげーキモチいいかも…。




少しだけ、
胸のモヤモヤ?ムラムラ?が、
とれた気がした。


「紫樹……ッッ………」

愛理の甘い声に、
理性がぶっ飛びそうだ…。






俺………女は嫌いなハズなのに…


なんでこんなこと…。




そう思っても、
やめられねぇものは、
やめられなかった…。