「あ〜…そっか。悪い」

「あ、いえ…」

ようやくケイトは、
愛理に話しかけるのをやめた。





「やっぱり今日の紫樹、変だって!!」

「あ〜…はいはい。わかったから
喚くな。うるさい」

俺は聞きてぇんだよ。


愛理たちのハナシを。


「適当に流すな!!」

「流してねぇから。黙れって」

「なんか適当!!」

ギャーギャー喚くケイト。


ウゼェ…。


しかも隣の会話、
何も聞こえねぇし…。


って!! 俺は変態か!?