【愛理SIDE】


「愛理ッ!!愛理っ!!」

名前を呼ばれながら、
微妙に揺れている、体。


それになんだか……寒い。



体…主に下半身に
違和感を感じたあたしは、


ゆっくりと目を開けた。






「愛理。おはよう」

「……………」

目を開けるとすぐ……

つまり目の前には、

紫樹のドアップ。


「おはよう」

そう言って紫樹に抱きつくと、

紫樹は困ったように笑った。



…………?