「愛理。お前はどうした…「お疲 れぇ〜!!じゃあね〜」」 ―――紫歩のそんな声と同時に、 いつのまにか… 俺の後ろには、 紫歩の夫であり… 俺の義理の兄である 宏貴さんがいて。 「………紫樹。悪いな」 耳元でそうつぶやかれた。 ―――それに反応する間もなく、 宏貴さんの手によって つまみあげられ。 ―バタン!! 玄関外に、 “放り出されて”いた―…。 …………………はっ!?