先生と私。

あ…
私、気を失って倒れたんだ…


気づけば、保健室のベッドで横になっている自分が居た。


(コンコン…)

ドアをノックする音が聞こえた。

「失礼…しまーす…」
声で分かるよ…。

「矢澤どうですか??…」

「熱が下がらない状態ですね…」

「まだ、彼女寝ているので…起きたら私が家まで送ります。」

「あ!俺が送ります!!ご両親に話もちゃんとしなきゃいけないですし…」

「あ!そうですか??なら、私はこれで失礼します。」

「はい!有り難うございました!!」

声だけで分かるよ…。

保健の先生と先生の会話を聞いていた…