丞『ここゃ。』


雪『刀いっぱい。』


丞『自分に合ったのを選ぶんやで。』


雪『コク。』








フラ------


雪月は何かに引かれるようにして進んでいった。


丞『??』


カチャ----------


雪『これ...』


店主『気に入ったかい??』


雪『ぇっ......』


店主『それはずっとここに置いてあって誰も手にしてないんだ。 きっと主をずっと待っていたんだな。』


雪『主....(マスター)』


店主『きっとあんたなんじゃないかな??』


雪『私が....』


丞『どうする??』


雪『これ。 ください』


店主『お金はいらないよ。』


丞『えっ!! いいんか??』


店主『あぁ。 いい主が見つかって良かった。』


雪『大切にする』


店主『よろしくな。』


雪『コク。』








丞『良かったな。 いい刀見つかって。』


雪『コク。』