雛菊の花

次の日は晴れていた。


お昼になると、僕は直ぐに、体育館裏まで走って行った。

いつもは歩く。
今日は走る。

僕の体は一人に耐えられなくなってきていた。



いつもの階段に腰をおろす。



一人が好き
一人が好き
一人が好きなはず
きっと一人が好きなはず
きっと一人が恐いんだろう
きっと一人が恐い
一人が恐い
一人が恐い



《ガシャ、ガシャ》
誰かの足音で我に帰った。

もう物陰に隠れない。
正しくは隠れられない。

今の弱い僕には人から離れる勇気がなくなっていたから。