「なんっっで、亜衣ってばいつもそうバカなの!!?」


「はい、スミマセン…」



“バカ”を強調して叫ぶ美奈にあたしはただ謝る。


こうなった美奈には、なす術なしだ。



「しかも複数回!?信じらんない!なんで相手を知らないのよ!?」


「返す言葉もございません…」



あたしは机に手を着き、頭を下げる。


うん、我ながらバカだと思うよ…。