探し始めて…って言っても、まだ二日だけど。


全然手がかりも何も掴めないことがモヤモヤしてて。



滝川くんが悪いんじゃないのに…


勝手に不貞腐れてバカだな、あたし…。



はぁ…と溜め息をこぼしながら「ごめんね、滝川くん」と言って隣を見る。



けれどそこには誰もいなくて。



「…あれ?」



キョロキョロと周りを見ると、滝川くんは数歩下がったところで立ち止まっていた。