【短】Secret Kiss

鍵を渡すと滝川くんはそのまま職員室へと鍵を返しに行く。



あの音…


どこで聞いたんだろ…?




近いようで遠いような、


でも確実にどこかで聞いた音。


あたし、耳だけはいいからね。



「失礼しましたー」



その場でぼーっと考えていると、職員室から滝川くんが出てくる。


そしてあたしと目が合うと、くすっと笑った。