白銀の世界に輝く赤い炎。 それは実をつけたひとつの想いの形だろうか。 駆け出した女の子と追いかけた男の子。 二人の指に結ばれた見えない赤い糸が白の中で微笑んでいた。 とある街の片隅で諦めかけていた恋が動き出す。