「じゃぁな、気をつけて帰れよ」


男はそう言って、数人の仲間をつれて歩き出した。


「…はい」


真っ暗な闇の中に消えていく、イケメン。

一体誰なんだろう…



次の日。

あたしはどう帰ったか分からないけど、気づいたら朝で。

ベットの横には、昨日買ったプリン。

が、横になってぐちゃぐちゃになっている。


とりあえず、今日は学校だから行くことにした。


制服を身に纏い、靴をはく。

誰もいない家に

「行ってきます」

と一声かけて、ドアを開けた。