男はあたしを鋭く睨むとまた前を見て歩き出す。 そして、低い声で一言。 「零夜」 あたしの中はパァッと明るくなる。 答えてくれた、初めて! そんな喜びもつかの間。 零夜はあたしをある教室へと連れて行く。 ガラッ 勢いよく開けたドアの向こうには、 またもレインボーカラーの皆さまが。