寝ちゃってるよ・・・。

ミズキ君は、コーヒーの缶を握り締めたまま、壁に寄りかかってカクンと頭を下げていた。

私は、そおっと近づいてみた。

コツンコツンとヒールの音が響いたけど、起きる気配はないみたい。

1メートルぐらいまで近づくと、規則正しい寝息が聞こえてきた。

うわあ、まつげながーい。

肌もきれい。

高校で見るクラスメイトとはやっぱり違うや。