アイドルに恋をした。【雑記帳兼ねる】

「あんときは、美冬と全く体型変わんなかったから」

頬にあたる柔らかいベストから、甘くていい香りがする。

なんかすごく安心する香りだ…。


多分くっついてたのは、ほんのちょっとの時間だったけど、あたしにはすごく長く感じた。



テーブルの上に載せられてたミズキ君のカバンから、ケータイの着信音が鳴り響いた。


「桜井さんだな。ちょっとごめん」