あたしは差し出された手と、ミズキ君の顔を交互に見つめた。 誰かに真剣に好きだって言われたのはじめてだ。 しかも、ずっとあたしのことを思っていてくれて。 あたしを追いかけて、人生まで決めてしまった人。 断る理由なんてない。