マスターとミズキ君のやりとりに、思わず笑ってしまった。

テレビに出てるミズキ君とはホントに別人なんだもん。


「ほら、史穂行くぞ」

ミズキ君に促されて階段をのぼる。

「二階には何があるの?」

「うーんと、何ていったらいいのかな。資料室みたいになってんだよね」
「資料? 何の?」

「入ればわかるよ」

階段の先は扉につながっていて、先にのぼったミズキ君がドアを開けた。

「さぁ、入って」