「私行けないかもしれないや。」
切なそうに言う君に僕は絶望の壁に潰された。


「なんで?もしかして具合がよくないのかい?」


すると君は切ない顔で
「きっともうすぐ私寝たきりになるわ。私わかるの。自分の命があと少しなのもだし身体の自由がきかなくなるのも。」


僕はか細く呟く言う空を見ていたら思わず口からこぼれでた。


「僕─スイカ割りの時に砂浜を走ろうと思っているんだ。それを一番に空に見て欲しい。具合悪いのはなんとなく気づいていたけど…来てくれないかな?」


すると空の顔がひまわりのように明るくなったのがわかった。