「林檎〜?」


茶髪の髪にショートヘア私とお揃いのピアス
小さくてひょろっとしている友達の野乃葉は私の腕に自分の腕を絡める


「なーに野乃葉?」




野乃葉ってすっごい数の男の子にモテそう
いや、もうモテてる


うらやましいくらい男の子の好きそうなタイプに当てはまる




そんな可愛い可愛い野乃葉はニヤニヤと私のほっぺたをつついた






「のの見たんだよ〜」


「え、なにを?」


「林檎と戸田くん一緒にいたでしょ♪」


「うそっ見てたの?!」


「見てたよ♪林檎すごい嬉しそうにしてたからののまでニヤニヤしたよ!」


「え、でもそんな時間まで何してたの?野乃葉は部活とかしてないでしょ?」


「んー裕真くんと帰宅♪昨日はののが裕真くんの部活終わるまで待って一緒に帰ったの」


「そっか〜」



「それにしてもさ、林檎。何があったか詳しく話してよね!林檎がずっと好きだった戸田くんにどんなアタックしたのよーん」




…♪


野乃葉と話していると五時間目の予鈴が鳴る





「こ、今度話すから授業いこ!」



私と野乃葉は廊下を足早に歩いていった