「お前・・・・まだガ・・・キなの・・に、頑張って・・たんだ・・な。」
祐瑠さんは、俺のために泣いてくれていた。
こんな俺のために。
そのことがうれしくて、俺も泣いた。
男2人がカウンターで泣いてたら、そりゃ目立つだろう。
それを見ていた大将が笑いながら、お酒をくれた。
「お、大将。気が利くね♪」
祐瑠さんは、お酒がきた瞬間涙が消えた。
その速さに俺と大将はびっくりした。
「テメェ、騙したな!!」
「騙してなんかねーよ。今の涙はガチの涙だ。」
大の大人が酒1本のせいで言い合いをしている。
その光景はすごく俺の気持ちを華やかにしてくれる光景だった。
「おい、翔。お前も飲め!!大将の奢りだ。」
「え?でも・・俺、未成年です。」
「そんなの関係ねーよ。飲みたいときは飲め!!」
そう言って、祐瑠さんは俺にお酒を入れてくれた。
