中学に行っても俺はイジメはなかったが避けられる存在だった。
悲しそうな瞳で見る視線。
楽しそうな瞳で見る視線。
汚そうな瞳で見る視線。
全部が嫌だった。
俺を見ないでほしかった。
そんなある日、家に帰ったらご機嫌な母さんが玄関に居た。
俺は不思議に思いながらも「ただいま。」と言ったら、
昔の優しい笑顔で「おかえりなさい。」と言ってくれた。
その言葉が・・・・その表情が嬉しくて気づかなかった。
派手な靴があることに・・・・。
「今まで・・・・ごめんなさい。」
母さんはいきなり頭を下げた。
「え!?いや、別にいいよ、気にしないで!!」
俺は、すごく嬉しかったんだ。
「本当に許してくれる?」
「もちろん。」
俺は、笑顔で答えた。
「よかった。じゃー、私のためにいっぱい働いてね。」
そう言った瞬間、俺はきを失った。
