HAPPY GO LUCKY!!

「あたし、拓ちゃんにヤキモチを焼かせたかったの。

拓ちゃん、無理やりも同然であたしと結婚して、そのうえ学校にまで転校してきて…。

でも、それは拓ちゃんが好きだからの行動だったの。

だから、拓ちゃんにヤキモチを焼かせたくて…。

少しでもいいから、嫉妬して欲しくって…」

「それで、安川と一緒に行動してたって訳か?」

俺の言葉に、穂波が首を縦に振ってうなずいた。

「拓ちゃんにヤキモチを焼かせるために、安川くんといつも一緒にいたの。

そしたら、あんな変な噂が立っちゃって…。

安川くんとは、本当に何にもないの。

さっきちゃんと、安川くんにも謝ってきた。

安川くん、大学生の彼女がいるんだって」