HAPPY GO LUCKY!!

「旦那の俺よりも、同級生の安川とつきあってるんだろ?」

拓ちゃんは、ふうっとため息を吐いた。

違うよ、拓ちゃん…。

あたしは、そう言うつもりじゃない。

安川くんと一緒にいたのは、拓ちゃんにヤキモチを焼かせたくて…。

「離婚でも言いにきたのか?

だったらお前の望み通り、すぐにでも離婚してやるよ」

「違うの!」

突然叫んだあたしに、拓ちゃんはビクッと驚いたように躰を震わせた。

「――あたしは……あたしは、安川くんとつきあっていない…!」