HAPPY GO LUCKY!!

「じゃ、そう言うことで」

バイバイと、穂波が手を振りながら去って行った。

そう言うことって、何だあいつ。

って言うか、
「だから朝早くに起きてたのか」

俺は弁当箱を見つめた。


昼休み。

職員室で穂波手作りの弁当を開けたら、
「――はっ…?」

日の丸だった。

えっ、おかずは?

1段の四角形のヤツなので、おかずらしきものが見当たらない。

「江口先生、今日はずいぶんと個性が強いお弁当で…」

隣のデスクの永田先生が困った顔をして、俺の弁当を見つめていた。