HAPPY GO LUCKY!!

「おう、光。

ちょうどいいところに」

黒ぶち眼鏡がよく似合う教頭先生が出てきた。

「教頭先生、ここは学校です。

公私混同くらいつけてください」

永田先生は呆れながら言葉を返した。

「別にいいだろ。

夫婦だってことくらい、みんなわかってるんだ。

そうですよね、江口先生?」

「は、はあ…」

教頭先生にいきなり話を振られたもんだから、俺は何と言えばいいのかわからなかった。

「でも学校と家での区別はつけてください」

そう言った永田先生に、
「はいはい、わかりました」

教頭先生が返事をした。