HAPPY GO LUCKY!!

俺が笑っていると言うのに、穂波の顔は少しも変わらない。

「大丈夫だ、教頭先生と永田先生が何とかしてくれる。

俺も、できる限りのことは手をつくすつもりだ」

せめて穂波がこの学校を卒業できるように、俺も教頭先生と永田先生の役に立ちたい。

「そうだね、教頭先生も言ってたもんね。

頑張りますって」

そう言った穂波に、
「ああ、そうだ。

だから信じよう」

励ますように俺が言うと、穂波はやっと笑顔を見せた。