HAPPY GO LUCKY!!

「2人は愛しあっていたから、ご結婚をなされたんでしょう?

結婚にはわがままも何にもありません」

教頭先生が諭すように言った。

「江口さん」

永田先生が穂波のカバンを持ってやってきた。

「ありがとうございます」

穂波は彼女からカバンを受け取った。

「とにかく校長と話しあって、処分を――あったとしても軽いものにしてもらえるように頑張ります。

それまでは自宅で待機を」

「はい、ありがとうございました」

教頭先生と永田先生に見送られ、俺たちは学校を後にした。