どうしようもないこの状況に、俺たちは校長室を後にした。
「光、今から教室に行って江口のカバンを持ってこい」
「…はい」
教頭先生に言われ、永田先生が教室に向かった。
「拓ちゃん、ごめんなさい…。
あたしのわがままで、こんなことになっちゃって…」
穂波が両手で顔をおおって、泣き出した。
「俺の方がごめんだよ…。
俺がしっかりしていなかったばかりに、こんなことになったんだから…」
俺は穂波から目をそらすようにうつむいた。
そんな俺たちに、
「2人のせいなんかじゃありません」
教頭先生が励ました。
「光、今から教室に行って江口のカバンを持ってこい」
「…はい」
教頭先生に言われ、永田先生が教室に向かった。
「拓ちゃん、ごめんなさい…。
あたしのわがままで、こんなことになっちゃって…」
穂波が両手で顔をおおって、泣き出した。
「俺の方がごめんだよ…。
俺がしっかりしていなかったばかりに、こんなことになったんだから…」
俺は穂波から目をそらすようにうつむいた。
そんな俺たちに、
「2人のせいなんかじゃありません」
教頭先生が励ました。



