正月を終え、冬休みが終わった。

学校は今日から3学期を迎えた。

いつものように職員室のドアを開けた時だった。

「江口先生、大変です!」

俺の姿を見つけたとたん、慌てた様子の永田先生が駆け寄ってきた。

「な、何ですか…?」

そう言えば、職員室が何だか騒がしい。

先生方は鳴り響く電話の対応に忙しいらしく、授業の準備どころではないみたいだ。

「学校裏サイトに、こんな書き込みが…!」

永田先生から渡された書類に俺は目を通した。

「なっ…!」

その書類に書いてあったことに、俺は目を疑った。