「拓ちゃん、準備できた?」
「ああ」
「じゃ、せーので投げるよ」
穂波と呼吸をあわせる。
「せーの…!」
チャリーン
5円玉は賽銭箱の中へと入って行った。
手をあわせる。
願いは…結構ある。
まずは、姉ちゃんの性格が少しでも丸くなっていますように。
次は、給料が少しでもあがっていますように。
最後は……また来年も、こうして穂波と一緒に初詣をすることができますように。
よし、願い事言ったぞ!
俺はあわせていた手をほどいた。
「ああ」
「じゃ、せーので投げるよ」
穂波と呼吸をあわせる。
「せーの…!」
チャリーン
5円玉は賽銭箱の中へと入って行った。
手をあわせる。
願いは…結構ある。
まずは、姉ちゃんの性格が少しでも丸くなっていますように。
次は、給料が少しでもあがっていますように。
最後は……また来年も、こうして穂波と一緒に初詣をすることができますように。
よし、願い事言ったぞ!
俺はあわせていた手をほどいた。



