「今、外で待ってる。
姉ちゃんが顔を見たくないって言うなら、ドア越しで話をするって」
姉ちゃんは何も答えない。
俺はトントンとドアをたたき、兄さんをうながした。
「美鈴、悪かった。
お前に変な誤解をさせて」
ドア越しに、兄さんの声が聞こえた。
「本当は、浮気じゃないんだ。
部下とその彼氏がケンカしてたらしくて、それで仲裁役をしてたって言うか仲直りをさせるのに必死だったって言うか…。
もちろん、本当に何にもなかった。
部下は彼氏と仲直りしたそうだし」
姉ちゃんが顔を見たくないって言うなら、ドア越しで話をするって」
姉ちゃんは何も答えない。
俺はトントンとドアをたたき、兄さんをうながした。
「美鈴、悪かった。
お前に変な誤解をさせて」
ドア越しに、兄さんの声が聞こえた。
「本当は、浮気じゃないんだ。
部下とその彼氏がケンカしてたらしくて、それで仲裁役をしてたって言うか仲直りをさせるのに必死だったって言うか…。
もちろん、本当に何にもなかった。
部下は彼氏と仲直りしたそうだし」



