HAPPY GO LUCKY!!

「ただの生理不順。

少し便秘気味だって言うことで、お医者さんから便秘の薬をもらったそうよ」

姉ちゃんが言った。

何だ、ただの便秘か。

「がっかりさせちゃってごめんね、拓ちゃん」

「いや、気にしてないから」

「そうね、これから頑張ればいい訳だし」

いや、何でそうなるんだ。

って言うか、何を頑張るんだよ。

そう思いながら、俺は姉ちゃんに視線を向けた。

「あの、さ」

「んっ?」

「……兄さん、きてるんだ」

そう言った俺に、姉ちゃんの表情が固まった。