兄さんは呆れたように笑うと、
「その2人に関しては、昨日仲直りできたから大丈夫。
けど…美鈴は美鈴で、納得できないだろうなあ」
右目を隠すように、手を当てた。
「お人よしなのも楽じゃないって言う話だよ。
現に美鈴が美菜と一緒に家出しちゃった訳なんだから。
拓人くんのところにいるんでしょ?」
「えっ…」
何でわかったのだろう?
姉ちゃんが俺ン家に転がり込んでるなんて一言も言っていないのに。
「実家は遠いから拓人くんのところだろう、なんてね」
「その2人に関しては、昨日仲直りできたから大丈夫。
けど…美鈴は美鈴で、納得できないだろうなあ」
右目を隠すように、手を当てた。
「お人よしなのも楽じゃないって言う話だよ。
現に美鈴が美菜と一緒に家出しちゃった訳なんだから。
拓人くんのところにいるんでしょ?」
「えっ…」
何でわかったのだろう?
姉ちゃんが俺ン家に転がり込んでるなんて一言も言っていないのに。
「実家は遠いから拓人くんのところだろう、なんてね」



