HAPPY GO LUCKY!!

それから空豆を口の中に放り投げた。

「誤解させた俺も俺で、悪かったからなあ。

帰らないなんて言われても仕方がない。

ほら、拓人くんも食べなよ。

俺の奢りだから」

「兄さん、このまま姉ちゃんと離婚してもいいんですか?」

そう言った俺に、兄さんは不思議そうに首を傾げた。

「俺…兄さんだったら、姉ちゃんを任せられるって思ったんです。

だからその、兄さんが浮気したなんてこと信じたくなくて…」

「浮気?」

兄さんは訳がわからないと言う顔をした。