HAPPY GO LUCKY!!

そのとたん、穂波は顔を真っ赤にさせたかと思ったら、慌てたように目を伏せた。

へえ、穂波もそんなことをするんだな。

俺は何だか嬉しくなった。

いつもは穂波に攻められる側だからな。

少しくらい俺が攻める側に回っても、バチなんか当たるまい。

「穂波」

名前を呼んだ後、俺はチュッと唇を重ねた。

「――た、拓ちゃん…」

「撤回するだなんて、なしな?」

「――えっ…」

何か言いたそうな穂波の唇をふさいだ。

仕返しするって決めた以上、仕返しをしなきゃ。

俺だって結構我慢したんだから。