HAPPY GO LUCKY!!

はたから見たら、見回りをしている先生とそれを手伝っている生徒にしか見えないだろうと思う。

少なくとも、俺たちがデートしているとは誰も思わないだろう。

「拓ちゃん、焼きそば食べる~?」

「アーンはやめてくれ、恥ずかしいから」

いくら俺たちの関係が先生と生徒、プラス親戚だからとは言え、はいアーンの状況はいくら何でもないだろう。

もしバレたらどうしてくれんだって言う話である。

そう思いながら、俺は買ったばかりのイカ焼きをかじった。

「文化祭楽しいね!

いろいろなお店があるし、いろいろなショーもあるし!」

穂波は楽しそうだ。