HAPPY GO LUCKY!!

満足したのか、穂波が俺の胸にもたれかかってきた。

「おい、穂波」

「んー?」

おい、嫌がらせか?

お前の脚がずいぶんなところに当たっているのですが…。

って言うか、わざとか?

「褒美と言っちゃあ何だが…」

俺の言葉に穂波の顔があがる。

「一緒に回るか?」

俺の誘いに、穂波が元気よく首を縦に振ってうなずいた。

家に帰ったら覚えてろよ。

徹底的に仕返しをするだけしてやるからな!

やられたらやり返す、倍返しだ!

………今の俺、半沢直樹みたいだったな。