HAPPY GO LUCKY!!

「あたしも拓ちゃんと一緒に呼び込みやりたかったなー。

でも教頭先生が永田先生のSP役として拓ちゃんを選んだから仕方ないけど」

あーあ、と言う風にため息をつく穂波だけど、どこか嬉しそうである。

「拓ちゃんの執事姿、もっと近くで見たかったのに」

そう言って擦り寄ってきた穂波に、
「お前、ここがどこかわかってるよな?」

「学校でしょ?

そんなことくらい、学習済みよ♪」

そう言って穂波は空き教室に俺を放り投げた。

って、おい!

「穂波…」

チュッと、唇に柔らかい感触が触れた。