HAPPY GO LUCKY!!

「たーくちゃん」

聞き覚えのあるその声に振り返ると、水色のメイド服を着た穂波だった。

「それではわたしは主人と見回りの約束をしていますので」

フフフと笑いながら、永田先生は俺の前を去って行った。

これで自動的に穂波と2人きりになった訳だ。

……んんっ?

「穂波、仕事は?」

「あたしも午前中だけだよ。

午後は拓ちゃんと一緒に回ろうと思って♪」

へ、へえ…。

そう言えば、穂波も午前中だけの仕事だったと思い出した。